その7 「家やオフィスの吉凶方位を知る。」 建物の吉凶方位 本命卦による人の吉凶方位がわかったら、次は建物です。 人が生まれた時の地球磁場に左右されるのと同じように、 建物も、その土地の地場に影響を受けます。 ここでも、8つのタイプに分類をします。 これを、宅向(たっこう)といいます。 宅向の求め方 宅向は、玄関がどの方位を向いているかで決まります。 なぜなら玄関は、なんといっても家(オフィス)に「気」が入って来る場所です。 ですから、それほど玄関の向きは重要な要素なのです。 それでは、実際にあなたのオフィス、自宅の宅向を求めて行きます。 1.正確な方位磁針を用意して下さい。 風水専用のもの、もしくは登山用のものがよいでしょう。 2.玄関のドアの外側に立ちます。(玄関に並行に背を向けた状態。) 3.方位磁針をかざして、針を北の位置に合わせます。 さて、下の八方位盤のように、方位を八等分した場合、 あなたのドアは、どの方角を向いていますか? その向きを「向(こう)」と言います。4.どちらを向いているか、確定できたら、もう一度八方位盤を見てください。 向いている方位の、反対側の方位(「坐(ざ)」と言います) の八卦、それがその建物の宅向(座山)となります。 5.例えば、玄関が北東を向いている場合は、坐は南西ですから、 宅向は坤(こん)となり、坤宅(こんたく)・坤山(こんざん)と呼ばれます。 同様に、あなたのオフィス、家の宅向を、調べてくださいね。 宅向ごとの吉凶方位盤 宅向はわかりましたでしょうか? 次に、本命卦の時のように、その建物自体の、吉凶方位を調べます。 これは、その建物にいる人の、共通の吉凶方位となります。 この方位と、本命卦の方位が両方とも吉方位でしたら、グッドですが、 全員が良いということは、なかなかないでしょう。 そこで、風水師による調整が行われるのです。 (中級編の風水ブログでは、簡単な調整法に関しても取り上げる予定です。) それでは、この8つの宅向それぞれの、吉凶方位を見てみましょう。
八方位盤(後々便利ですので、プリントして切り抜いておきましょう。)
離宅(玄関が北向きの建物) | 坤宅(玄関が北東向きの建物 |
乾宅(玄関が南東向きの建物) | 艮宅(玄関が南西向きの建物) |
兌宅(玄関が東向きの建物) | 震宅(玄関が西向きの建物) |
坎宅(玄関が南向きの建物) | 巽宅(玄関が北西向きの建物) |
旺気(おうき・大吉方位) |
最も良質なエネルギーが高い場所となります。 健康運・財運ともに恵まれ、地位向上などにも、即効性を発揮します。 ⇒活動の場として活用すると良いでしょう。 |
生気(せいき・吉方位) |
穏やかながら、快適なエネルギーが漂っています。 特に家族運に恵まれますが、本命卦の凶方位と重なったなら、何らかの化殺調整が必要です。 ⇒将来性を育む方位ですので、子供部屋には最適です。オフィスなら、若手社員を配置しましょう。 |
洩気(ろうき・半吉半凶方位) |
現状維持の場所。発展性はないものの、特に悪くなることもないでしょう。
⇒ゆっくり休みたい時など、動きの必要ないシチュエーションで利用しましょう。 |
死気(しき・凶方位) |
基本的には消極的なエネルギーの場ですが、活気を与えることで好転します。 別名「財方」といい、水槽などの循環する水や、水晶を置くことで財運をアップします。 ただし、本命卦の凶方位に重なると、健康面、金銭面で苦労することも。 ⇒基本的には、「静」の場ですので、トイレ、浴室などに向いています。 |
気(さっき・大凶方位) |
最もマイナスの気が流れている場所となります。 出来るだけその動きを止めるために、重い家具など置き気を封じることが必要です。 本命卦の吉方位と重なっても、それを散らしてしまうでしょう。 ⇒トイレ・浴室はもとより、クローゼットなどの「静」の場に使いましょう。 キッチンなどで、火を使う場所なら、悪い気を燃やすのでベターです。 |