その8 「地運が2004年から変わった!」
地運とは?
これまで、人や建物に関する風水を勉強してきましたが、大宇宙のエネルギー
である気は、もちろんこの地球全体規模でも絶えず変化し、動いています。
これを地運といい、大きなサイクルのなかでわたしたちに影響を及ぼします。
それは、さらに以下のように分かれており、それぞれ特徴・意味を持っています。
伊勢の神宮が、20年ごとに式年遷宮(建て替え)をするのも、もちろん無関係
ではありません。
大運(180年周期) |
中運(60年周期) |
上元(60年) |
中元(60年) |
下元(60年) |
小運(20年周期) |
第一運 |
第ニ運 |
第三運 |
第四運 |
第五運 |
第六運 |
第七運 |
第八運 |
第九運 |
1864〜
1883
|
1884〜
1903
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1904〜
1923
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1924〜
1943
|
1944〜
1963
|
|
1984〜
2003
|
2004〜
2023
|
2024〜
2043
|
上元は物事が発展していく時期、
中元はそれが安定し流動する時期、下元は終息していく時期です。
歴史上の出来事を見ても、
それがかなりの精度で該当しますので、調べてみてはいかがでしょうか?
例えば、江戸時代が幕を閉じ、明治元年となったのは上元第一運の4年目です。
現在は、下元の第八運になります。
この八という数字ですが、
八卦では「艮」にあたります。
要素的には、
五行=土、方向=東北、人物=三男、行動=保守、慎重、忍耐、停滞、安定となります。
第八運の予想
上の要素から考えうる、現在の第八運のイメージは以下の通りです。
■経済・ビジネス:
現在の経済不況はこの20年での完全回復はないと思われます。
株で言うところの下げ止まりが精一杯かも知れません。
ただ、停滞・安定・忍耐と言う要素から、
今の状況よりさらに悪い経済・社会状況にはならない可能性があります。
個人レベルでは、いわゆる勝ち組と負け組がどんどん二極化され、
多くの「負け組」の人々はいっそう厳しい状況になるかも知れません。
旧態依然とした企業やサラリーマンは淘汰されるような世界になり、
生き残る為には全く新しい考え方や企業理念が必要になってくるでしょう。
逆に言うと、この時代を生き残る新たな考えや産業が生まれ、発展します。
経歴や肩書きではなく、時代の流れを敏感に察知し、柔軟な考え方を持ち、
流れに乗ることで成功者の仲間入りをする事が十分可能な時代といえます。
■テクノロジー:
情報、技術の分野で大きな発達発展があるのも下元の時期の特徴ですので、
かなり革新的な技術が生まれる可能性が充分にあります。
■政治:
新しい時代の流れを保守的な権力者が押さえ込もうとする可能性がありますが、
それも最初のうちだけだと思われます。
イラク戦争でも国連の意見を無視し独断で行動している、
世界一の大国アメリカの権力も薄れていく可能性があります。
それに伴いアメリカ至上主義政治を行っている現在の日本の政治も
何かしらの崩壊・再編があるかも知れません。
政治においても、新しい価値観が芽生え始める時期と言えましょう。
■自然現象:
「土」の気が強いので
地震や火山の噴火など土地に関する変化・災害の可能性があります。
同時に、自然がキーワードとなり、自然回顧や自然を大切にする考えが
より広まって地球を大切にする意識が強くなるでしょう。
■人々の意識:
見せかけや見栄の外側を飾ったものではなく、自然で本質的な本物志向になって
いきます。エコロジーの風潮も、ますます盛んになるといえます。
理性・道徳・慈悲と言ったヒューマニズム的意識もより強くなるでしょう。
その為、内戦や戦争も徐々に収束していく可能性があります。
大きな気の流れが変わる
土地の気の流れ(地運)が変わる事で、それまでとは吉凶が変わってきます。
(第七運は兌でした。)
これにより、
今までうまく行かなかった人に運が巡ったり、その逆になる可能性もあります。
もちろん、都市や建物も大きく影響を受けます。
実は、今は変化の真っ只中なのです。
ここで、少し高い視点で見てみましょう。
第八運、艮の方位は北東です。
家相学では鬼門として嫌われるこの方角が、この20年では一番力を持ちます。
思えば日本列島は、ナナメに北東から南西に横たわっています。
そうなのです。
日本は、第八運の間は、良い気を非常に受けやすい状況にあるのです。
全体的には、あまり盛り上がらない時期ですが、次の飛躍に向けての、
希望に満ちた準備の時間と考え、楽しく過ごしたいものです。
いかがですか?
2004年を境に、あなたに何か変化はありませんでしたか?
今後20年を少しでもラッキーに暮らすためにも、
今回の気の流れの変化を上手く取り入れたいものですね。