その2 「カンタン風水用語講座1。」
「陰陽」(いんよう) 万物の起源である、原始エネルギーは、 真気(しんき)と呼ばれるひとつの円で表現されます。 受精していない卵のようなこの状態に、やがて変化が訪れます。 精子が入ることにより、 ふたつに分かれ、さらには成長する陰と陽の活動の場となります。 陽は文字通り、支配的・積極的な支配力をもったエネルギー、逆に 陰は何かを生み出したり、育むといった受容的な性質を持っています。
一般に、一番右の図を、「太極(たいきょく)」などと呼びますが、 これは、絶え間なく交代をしながら、成長し、 発展していくという陰陽2つのエネルギーについて、表したものです。「八卦」(はっけ) 占いで、「当るも八卦、当らぬも八卦」と言いますね。あの八卦です。 陰陽は互いに影響しあって、子を生みます。 それがさらに子を生み、八つの基本的な性質が出来ます。 これが中国の「易」の基礎となる八卦です。 風水では、宇宙のあらゆる現象を、この八卦の性質に照らし合わせて考えます。
八卦はまた、8つの方角を表します。 そしてその並びは、1日・1年といった周期にも関連付けられます。
八卦 |
方角 |
家族 |
自然 |
数字 |
季節 |
時間 |
エネルギーの性質 |
色 |
||
坎 |
北 |
次男 |
水 |
1 |
真冬 |
深夜 |
みずみずしい |
|||
艮 |
北東 |
三男 |
山 |
8 |
晩冬 |
明け方 |
終わりと始まり |
|||
震 |
東 |
長男 |
雷 |
3 |
春 |
朝 |
力のスピード |
|||
巽 |
南東 |
長女 |
風 |
4 |
初夏 |
午前 |
しなやかさ |
|||
離 |
南 |
次女 |
火 |
9 |
真夏 |
正午 |
乾燥させる |
|||
坤 |
南西 |
母親 |
地 |
2 |
初秋 |
午後 |
包蔵する |
|||
兌 |
西 |
三女 |
湖 |
7 |
秋 |
夕方 |
悦ばせる |
金 |
銀 |
白 |
乾 |
北西 |
父親 |
天 |
6 |
初冬 |
夜 |
上にあって尊い |
金 |
銀 |
白 |