その3 「カンタン風水用語講座2。」
「五行」(ごぎょう) 基本的なエネルギーの動きは5種類あり、一般的に「木・火・土・金・水」 (もっかどごんすい)と呼ばれます。 「五行大義」(Theory of Five Elements)としてあまりにも有名なこの理論は、 これらエネルギーのタイプを、以下のように定義付けています。 「木」は枝葉を伸ばす木々のように、外向きに広がるエネルギーです。 まさにこれから何か新しいものが生まれて成長する、春を表します。 「火」は燃えさかる炎のごとく、上に向かい、最高潮に達するパターンです。 季節でいうと夏になります。 「土」は耕される大地のように、地表を水平に循環します。 これは、季節の変わり目を表し、また他の力の中央に位置したりもします。 「金」はもっとも密度が濃く、内側に向け圧縮するエネルギーです。 秋の黄昏のイメージです。 「水」は文字通り、下に向かっていきます。 物事が最大限に休息し、集中する性質です。次への蓄えをする、冬の季節です。
5種類のエネルギーは、創造のサイクル(相生)と、制御のサイクル(相剋) という、2種類の関係のなかで、存在しています。 風水では、これらのエネルギーのバランスを取り、偏りがないように調節することが 風水師の重要な作業のひとつとなります。 それぞれのエネルギーはまた、以下のように他のいろいろな事象と関連付けられます。 前のページの八卦や、下の五霊などとの関係も、お分かりでしょうか?
五行 |
季節 |
方位 |
数字 |
色 |
形 |
木 |
春 |
東 |
3・4 |
青・緑 |
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火 |
夏 |
南 |
9 |
赤 |
△ 三角形 |
土 |
変わり目 |
中央 |
2・5・8 |
黄 |
□ 正方形 |
金 |
秋 |
西 |
6・7 |
白 |
○ 丸 形 |
水 |
冬 |
北 |
1 |
黒・紺 |
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